日本製 コーナン16 Automat エングレーブ
日本製 コーナン16 Automat エングレーブ。
毎度 お馴染みのイントロで恐縮です・・・
もう・・・伝説化されてる甲南カメラ研究所のサブミニカメラの案内です。
私事で恐縮ですが学生の時に、何かの機会に「勤務時間の決められていない会社・・・甲南カメラ研究所」といった内容を紹介された本に出会い、「技術者は、何かの時に ひらめきが起きる、食事中、夢の中、休みの日そして帰宅直前・・・その時は技術者の思うままに・・・」といった内容に心惹かれ、学長に紹介状を書いてもらい見学に行った思い出がある。
社長の西村氏による家族の名前を命名したサブミニ「ミカオートマット」の人気が高まるにつれ、量産化のため千代田光学精工(ミノルタ)が協力、当機コーナン16として登場したのです。 真鍮製の真四角なボディは、見かけよりは重く、デザイン的にもマッチ箱然として スマートとは言いがたいのですが重量感のあるフルメタルボディには、クラカメのいい雰囲気が漂います。
これは珍しいと思うのですが、フィルムマガジンにも遮光板が組み込まれ、複数のマガジンを用意して日中交換も当然可能・・・無駄の効用というか島国根性丸出しで 個人的には大好きな「こだわり」なのです。
シャッターのB.T の操作に特徴がありボタン半押しで全開、更に押し込むと閉じますので無茶をしないように・・・。
当機はバリエーションが展開された頃のオシャレな彫刻が刻まれています、ピカピカだったいいのですが、持ち歩きなどによるスレ/小キズは否めません、 無傷のキレイなものをお探しの方には不向きですが、「機能的に問題なければ、外観さほど・・またフィルムもトーゼン自分で手製します」・・・の方々にはオススメです。
レンズはROKKOR 25mm/F3.5(3群3枚構成)。
■シャッターTB2550100200全速作動
■外観、目立つアタリ・ヘコミなどないように思います。
■16mm幅フィルム、ご自身にて手製が必要です。