日本製 ペトリ フレックス 7 w/petri 55mm 1.8
日本製 ペトリ フレックス 7 w/petri 55mm 1.8
ペトリの歴史は古く、パーツを含む部品すべて自社生産の会社で、蛇腹式折畳みカメラなどを、低価格で良質の製品を開発製造販売していたのです、後発となった一眼レフの市場には低価格にて攻めるしかなかったのだ・・・と教えられてきました。
自分が現役の新米販売員の頃は「 ペトリ V6 」というのがあって、使い方の勉強のためと思って ショーウィンドウから出そうとすると、先輩から「 触ったらアカン!」 の一言が飛んできた事がある。
後になって、「 ペトリの一眼って特殊な構造のため 壊れやすいし、壊れると問屋に返品出来にくくなるから、仕入れの都合もあるから在庫はするけど、売らんと置いとくんゃ・・」 との事だったようで、その後ペトリの不具合など経験することで、ペトリの一眼レフでの立ち位置が理解出来るようになっていったのです。
話は変わって・・ペトリペンタという M42マウント機で 一眼レフ市場に参入するのですが、不具合も多かったようで、応急的な対処手順と言うか、操作手順がキャップの裏に印刷されたシールが貼られていたとの事です。 フィルムカウンターは 構造的にミラーの動きと連動してたので、シャッターを押すとカウンターが進むなど、個人的には惹かれるところもあるのです。
さて、前述の不調を改良すべく、バヨネットマウントとなって 登場した中のひとつが コンタレックスを連想させるブルズアイ風の独特のデザインでまとめたペトリフレックス7です、輸出専用機だった という記述もあり 現存するのは希少で、いま眺めてもクラシックな銀塩一眼レフカメラのいい雰囲気を持ち、今なお熱烈なファンが人気を支えています。
内蔵されている露出計もデザイン的にセレン式に見えますが cds 素子を採用、外光測光ながら絞りと連開放連動する専用レンズにより、フィルム感度・シャッター・絞りに開放で連動します、・・・50年以上は前なのに、先見性があったのだと信じたい。
残念なことに、このボディに対応するレンズは標準レンズだけですから、後継機が出るわけでなくこのモデルだけで生産完了となったようです、開放測光の機構上抵抗体の上をブラシがなでるので劣化は やむなく、メーターは年代なりにある程度の範囲で動く・・精度ともかく・・ただ動くだけなのですが、いまの時代 この業界では「生きてる・・」って言っております。
正直、ペトリ一眼系は 決してハードな使用に耐ええるカメラでもなく、スローシャッターの調子が悪い機体も多く、しかも修理しやすいカメラでもなく、修理される方も少なく、正直言って完璧に動く方が少ないと申し上げた方がいいかもしれません。当機も一通りの整備で 1秒から1/1000はそれなりに動くのですが 内部パーツ劣化・摩耗・変形もあり 作動していても安心は出来ません・・・
修理のオジさんも 「保証は出来ひんなぁ、直しても連続シャッターでは変になるし、調子が取りにくいから、使うカメラとちゃう・・で」の言葉です、メーターはただ動くだけの 輸出メインの希少な機械だと言うのが「売り」なのだと ご理解ください。
このようなカメラなのですが 動作品には 不思議な人気があるのです。
さて、状態ですが、比較的キレイな外観、底カバーに三脚と使用時のスレなどあり、また守戻し部の背面に極浅い クボミ? のようなものがあります、指の腹でさわると気付きますので、気にされる方には不向きです。
メーター 及びボディ動作は前述無いようで、保証できるものでは無いと ご理解の上、ご検討願います。
手を掛けておりますので 決して 格安ではありませんが、ご共感いただける方に・・・。
■送料:基本600円 遠方離島は下記内容となります。
北海道 1600円
北東北 1000円
南東北 900円
九州 800円
沖縄 1200円
■外観/動作など前述内容 、僅かな操作スレ/使いなずみあります。
■各機能正常に動作し、メーターは前述内容にて。