ドイツ製 コンタフレックス S ブラック + 日中交換バック + Pro-Tessar 35mm3.2
ドイツ製 コンタフレックス S ブラック + 日中交換バック + Pro-Tessar 35mm3.2
カメラを扱う楽しさの中に、アクセサリーがあります、その時々の中で工夫された物の中に さすが・・緻密のツァイス・・と感心するものがあります、この度のご案内は 日中交換式マガジン をシステムに揃えた コンタフレックス S ブラックフィニッシュ のご案内です・・正直 メータ―とEE機構が働くブラックフィニッシュは まず見ませんから、自分は、コレクター氏に喰いつくようにして手に入れたのでしょう
さて、戦後の混乱から脱した西ドイツのツァイス・イコンがフラッグシップ的位置づけで開発した超高級一眼レフシリーズのコンタレックスを展開・・ハイスペックを堅牢・緻密でまとめた最終機コンタレックススーパーエレクトリックは標準レンズ付のセットで、例えて言うとハッセルブラッド標準レンズ付セットに価格に匹敵したのです。
非常に高価な価格と一種異様なスタイリング、大きさと重さなどから販売台数は伸びず、すべての機種を合わせても5万台程度とされているのです・・・さて今回は、その超高級なコンタレックスの姉妹機として廉価モデル(と言っても お高い のですが)のコンタフレックスが登場し その後姉妹機が展開されます、
一連の中で、特徴のあるアクセサリ-として、Interchangeale Magazine Back (日中交換型フィルムバック)があります、簡単に言うとフィルムマガジン交換式一眼レフになり、インターチェンジャブルマガジンバックを使用すると撮影途中でのフィルム交換が可能となり、カラー/モノクロなど作画意図に合わせて対応出来たのです。
自分の知る範囲で恐縮ですが、一眼レフとしてフィルムマガジン的な裏蓋が用意され 標準裏蓋と差し替える事で複数のInterchangeable Backs(マガジン)の日中交換が可能なカメラは コンタレックスとコンタフレックス S 系だけではないかと・・・。
マガジン内蔵式のカメラ in カメラのアドックス や 我国のマミヤの マガジン交換機があり、基本的な考え方は同様に思いますが、一眼レフのシステムとしているわけではなかったのです、ツァイス・イコンの良き時代、 システム製と技術力を衒った余裕のアクセサリーだったのでしょう。
言葉にすると便利そうですが、実際 マガジンへのフィルム装填は、「ややこしい・・」の一言、 正直、カメラ2台を用意する方がおおよそ楽なのです、また構造的に引きブタの差込口から光が入り込むとのことで、「黒テープを貼るんゃ、底ケースを付けとくんゃ」とのユーザーのお言葉もあるようでが、自分はコンタフレックス super B 用のマガジン付きのケースを探し回ることになったのですが、程度のいいものが、思う値段で見つからんのですよ・・言うのは簡単ですけどねぇ。
個人的にも コンタフレックス S は cds 式シャッター速度優先式EEを組み込み、電子シャッターではありませんから、電池無しでも 当然マニュアルも可能、機械式のマニュアル機としての耐久度もあるとの事。正直... 「まぁ よく作りこんだものだ・・」と関心しております。
カメラによる個体差もあり 決して カメラへの着脱もツァイスらしい お約束などもあり 決して 楽に扱える機械ではありません、近代のAF/AEの便利な機械になれた方には不向きです、 この難解さ、不便さがクラカメ操作の魅力のポイントで、推理をしながらの試行錯誤を繰り返し「なるほど..」と うなづく頃には・・もぅカメラ機構研究家。
年代/個体差もありますし、機械的にもかなり複雑・・・カメラへのレンズ着脱や動作確認後の発送と致します 、あの頃の 難解なクラシックアクセサリーを実用として使いこなして 楽しみたい・・・の方にはオススメな機械ではないかと思っております。。
ご理解いただける方に お届け出来ると励みになります。
■写真のアクセサリー付属します。
■ボディ前述内容 シャッター機構整備、レンズクリーニング済み。
■レンズに目立つカビ、拭き擦れ無いように見えます。